キャリアについて

MIISにおいての就活について書きます。

まず最初に、筆者が去年参加したボストンキャリアフォーラム(BCF)について触れておきます。

BCFは、DISCO Internationalという会社が毎年10月〜11月にボストンで開催している、日英バイリンガル向けの就職イベントのことです。ウェブサイトによれば、参加対象は、日本国外の4年制大学・大学院を卒業予定(もしくは卒業済み)の方、日本の4年制大学・大学院に在籍し、交換留学されてる方、職務経験をお持ちの方、卒業まで1年以上あるが、就職意識の高い大学1~3年生、大学院1年生の方も歓迎、とのことです。ですので、このイベントは丸っ切り留学生向けというわけではないです(留学生の定義にもよりますが)。つまり、海外の4年制の大学で学んだ人から、日本の大学に在籍していて交換留学で3ヶ月だけ海外で学んだ人、さらには、帰国子女で日本の大学に通ってるという人まで参加します。なので、参加者は膨大です。参加企業ですが、これは景気によって左右されます。2010年は132社が参加しました。手元に正式なデータがないのですが、確かサブプライムが起き、リーマンで世界経済が大きな打撃を受けた2008年は90社、2009年は100社前後だったと記憶しています。ちなみにサブプライム危機の前の2007年は200社近くが参加したそうです。

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参加予約をすると、オンラインに履歴書を公開できるようになり、それに伴い様々な企業に事前エントリーをできるようになります。この時点から書類選考が始まり、場合によっては電話インタビューを行う企業もあります。そして当日会場で適正検査・筆記試験・面接を数回行い、外資系企業だとその場で内定ができるケースもあります。日系企業は大抵最終面接を冬休み(12月)に日本の本社で行う、という場合が多いようです。

去年参加した上での、あくまで個人的な感想ですが、これは本当に当日までの準備ですべてが決まるな、と感じました。早い人は10月or11月(毎年微妙に日程が変わる)にあるBFCに向けて、夏休みから準備を始めます。というか、自分がまさに就活をしなければいけない前年のBFCに参加して場慣れします。そして業界・企業研究などの準備を事前に綿密に行い、参加予約受付が始まるとすぐに予約し、企業のオンライン応募が始まればすぐにエントリーシートを作成し、応募。さらに事前に適性検査や筆記試験対策を行い、面接の練習をしている人が内定をとれます。筆者はといえば、準備を本格的に始めたのが8月終わりでした。大学院のクラスが始まっています。はっきり言って、アメリカで大学・大学院のクラスをフルタイムで受けながら自己分析、業界・企業研究やエントリーシート・履歴書作成、そして面接の練習をするのは、はっきり言ってほぼ無理に近いです。その上筆者は去年が始めてのBCF参加とあり、結果は散々たるものでした。

何が言いたいかというと、留学生で日本での就職を考えてる人は、周りがのんびり構えてるなどの雰囲気に影響されず、自分で意識を高く持って早めに準備を始めることが大事ということです。準備で9割決まります。また、BFCは大学での中間試験にかぶりやすい日程で組まれることが多いので、そういう点から見ても、やはり前から準備をしていないときついです。留学経験があるけど、今は既に日本に戻っている人は、準備に相当な時間をかけてます。10万円近くかけてくるわけですから、当然意気込みを違ってきます。しかもそういう人はアメリカに比べたら比較的緩いカリキュラムの日本の大学に通っているので、余計に準備に時間をかけられるわけです。そういう意味では、BFCには本当に留学生のためのものなのか、という疑問も湧いてくるのですが・・・。

それから、ボストン行きの航空券及び会場周辺のホテルの宿泊料が、法外に高くなります。筆者は1ヶ月前にどちらも予約を取りましたが、カリフォルニアからの航空券が500ドル、会場から若干離れた場所に位置するホテルが一晩200ドルでした。これこそ、BFCに絶対行くと決めているなら、3ヶ月ぐらい前に予約をしてしまうことをお勧めします。近づけば近づくほど高くなるので。間違ってもボストンに着いてからの宿探しはしないでください。野宿ほぼ確定です。

BCFの話はこれくらにしておいて、続いてMIIS独自のキャリアフェアについて。毎年2月下旬に行われます。今年も2月25日に50社以上の企業がMIISにやってきます。MIISの学生数から見れば、参加企業はかなり多いです。しかもFacebookやAppleなどの有名企業、国務省やピースコーなどの政府機関(ちなみにCIAもきます!!)、そして国際規模からローカルのNGOなど、多種多様な組織が多数参加します。またこの日に合わせて、履歴書の書き方ワークショップや、インタビュー対策ワークショップなども行われ、学校としても学生のために様々な準備をしてくれます。ですので、上にも書きましたが、やはり事前の準備が大事です。就職戦線が厳しい時だからこそ、意識を高く持って就活していくことが大切ですね。

2 thoughts on “キャリアについて

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